さらりとした綿絽生地に、注染(ちゅうせん)と呼ばれる技法で、麻の葉模様が染められています。夏らしいの甕覗の地色が美しい、すっきりとした浴衣地です。
注染は大正時代初期に考案された、日本特有の染織技術です。生地に型紙で防染糊を置き乾燥させた後、その上から染料を注ぎ、柄を染めていきます。一度に多色を染め分ける事ができ、表裏なく染料が生地に浸透するため、主に浴衣や手ぬぐいを染める技法として用いられています。

麻の半巾帯を合わせて…
綿絽はコーマよりも軽く、風を通し見た目にも涼やかです。また竺仙の綿絽は段絽(乱絽)と言い、絽目が不規則になるよう織り上げてあります。これが上質な質感と落ち着きを醸し出してくれるのです。
上質な生地と、昔ながらの染めに拘った竺仙の浴衣。江戸末期から磨かれてきたそのデザインはシンプルですが、不思議と飽きることがありません。大人の浴衣として、長く着て頂けるきっとそんな一枚になるはずです。
竺仙 綿絽浴衣(甕覗色・麻の葉)
素材 綿100%
長さ 12m
巾 38.2㎝
納期 寸法確定後約40日 *お急ぎの場合はご相談下さい。
■お仕立てについて
お手入れ時の縮み軽減のための水通し後、弊店にて裁ち合わせを行います。その後弊店の基準に合格した国内の熟練の和裁士さんにお仕立てをお願いしています。寸法のご相談などございましたら、お申し付けください。
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■お手入れについて
ご家庭での水洗いが可能です。洗剤は使わず、やさしく押し洗いして下さい。色落ち、縮みが気になる場合は、ドライクリーニングをおすすめします。いずれも自己責任でのお手入れとなりますので、品質表示をよくご確認下さい。
■色について
HP上の商品の色は可能な限り、現品に近づけてはおりますが、お客様のご使用のパソコン、OS、ディスプレイ(モニター)により色味が異なる場合がございます。何卒ご理解頂きますよう、お願いいたします。*パソコンで綺麗に表示されない場合、iphoneやスマートフォンからアクセスして頂くと、綺麗に表示される場合があります。
■お問合せについて
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■在庫について
実店舗でも商品を販売しておりますので、お申込み頂いても売り切れの場合がございます。先着順にご紹介いたしますので、何卒ご了承下さい。
■注染について
元来、浴衣は「長板中形」と呼ばれる、江戸時代中期末頃より行われている技法で染められており、これは表裏寸分違わず型付けをするという、熟練の技を要する大変手間のかかる物です。そこで柄は大胆になりますが「長板中形」の味わいを感じさせる、より簡単な方法が大正時代初期に考案されました。それが現在浴衣の染色法の主流をなす「注染」です。「注染」の名称は染液を注ぎかけるというその染色法に由来しています。*竺仙説明文より抜粋